2011年 社長の考える家づくり

Q1住宅(高気密高断熱住宅)をおすすめする目的は?

家の断熱性能を上げることと、プラス自然エネルギーを積極的に取り入れることで、低燃費で穏やかな住環境をつくることができ、住まう方の健康にも貢献することができるからです。

Q1住宅では

家の中を、冬は冷さない(畜冷しない)、夏は暖めない(蓄熱しない)という住まい方が、低燃費で心地良く健康に暮らすポイントになります。

 しかし、高気密高断熱住宅をつくり始めていつも残念に思うことがあります。

それは、冬も夏も「弱く連続的な」冷暖房をすることをお願いしているのですが、夏は冷房せずに朝から晩まで窓を全開にして暑い外気を家に入れ放題。冬は人のいる所だけを暖房して部屋間、廊下、トイレ、脱衣室などに温度差をつけるといった昔ながらの家での暮らしをしている方が見受けられます。

伝統としてDNAに組み込まれているのではないかと思うほど、連続的空調は実行されていません。最大の理由は「もったいない」の思いからでしょうが、

連続的な空調の方が低燃費で快適だと気付いているお客様も徐々に増えています。

北関東である本県は脳梗塞が多い事も知られています。味付けも濃いこともありますが、北海道の寒さ厳しい気候というわけでもなく中途半端な気候風土にあって、住環境に関しても中途半端な断熱施工の家がほとんどです。

そのため、部屋間の温度差、冬の寒さはつらいものです。北海道から引っ越してきた人の感想では「北海道の家の方が冬は暖かいですよ。家に入ってもこの寒さは向こうでは考えられない。」というのを実際に聞きました。

この北関東で、より断熱性能を強化されたQ1住宅は、上記の「もったいない」生活をしても温度差による体への負担・ヒートショックがない家として、お客様の健康と快適さ、省エネルギーに貢献できます。

 

これからの家づくりは、Q1住宅の家づくりをしなければならないと考えます。

こんな考え方で

断熱性能の向上を優先した設計をすると住宅の基本性能の向上にもつながります。

例えば、断熱気密の効果を発揮しやすい凹凸の少ないデザインにすることで、

  • 耐震性が上がる
  • メンテナンスに有利(奇抜で複雑な外観は雨漏りの危険が大。リフォーム時のコストもアップします。)
  • コストダウン(建築時に材料を無駄なく使え、作業効率が上がります。)
  • 気密性能がよい事で、結露がなく木材が長持ちします。

*高断熱住宅はシロアリ対策が一般の住宅より必要ですので、対策の充実と点検のしやすさも大切です。

以上のように家にとっても、お施主様にとっても大変良いメリットが得られます。

快適低燃費な家

弊社では設計時に断熱性能を数値化して、まだ形になっていない家の性能を確認することができます。家は様々な材料、設備、サッシ、断熱、などの集合体ですので、予算に合わせて何を選択するかで、断熱性能の数値も違うことになります。

弊社では、住む人の思いや嗜好とのバランスを考えつつ、断熱性能を優先させます

なぜなら、ユニットバスやキッチンの交換はいずれ交換が必然で比較的簡単にリフォームできますが、断熱や耐震性能を後でリフォームすることはかなりのコストを覚悟しなければなりません。断熱性能を後回しにすることは永く住む住宅では経済、健康面からも損をすることになります。

さらに「温度のバリアフリー」と、ともに快適さを求めながら光熱費を1万円/月以下にするためには、エコポイント対象の断熱性能よりなんと4倍以上の性能が必要なのです

この性能を持つ低燃費な家を弊社では「Q1住宅」として建築しています。

結果、光熱費ゼロに近づくことになります。しかし〈支出〉の電気を使わずに暮らすことはできませんから、〈収入〉として太陽光発電を設置してゼロを目指す事になります。

健康面では

高断熱住宅では、サッシの結露は昼ごろになると蒸発してしまう程度なので、カビ、ダニの発生も一般住宅よりも少なく、アレルギーの予防に。

また、家の中の温度差(部屋間や床と天井付近での温度差)が少ないので冬、夏の季節には温度による体へのストレスが少ないなどの理由で、病気の予防になることが公的機関より※データが発表されています。

※断熱グレードの高い家への転居で、疾患改善率が上がった症例!気管支喘息、のどの痛み、せき、アトピー性皮膚炎、肌のかゆみ、目のかゆみ手足の冷え、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎

近畿大学理工学部教授岩前篤さんが発表したグラフより。

有限会社やなぎたハウジング
栃木県真岡市阿部品572-1
TEL:0285-74-4655
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